不用品回収のエコワンダーコラム

エコワンダースタッフによる不用品回収コラム

足立区「生活再建」につながる「ごみ屋敷対策事業」

time 2017/07/19

足立区「生活再建」につながる「ごみ屋敷対策事業」

足立区によるゴミ屋敷対策事業とは

「ごみ屋敷」は、近隣住民を悩ませます。
しかし、個人の敷地内の場合、通常、行政側は、ゴミ屋敷の所有者に対し、「お願い」という形で勧告するのがせいいっぱいです。
そこで足立区は、他の自治体にはない「支援」を導入した「ごみ屋敷対策事業」を立ち上げ、
成果を上げています。

調査権により、家族・親族を探すことが可能に

「敷地内からあふれたごみが、悪臭を放っている」
「塀から出た樹木の落ち葉で迷惑している」

そんな「ごみ屋敷」に対する近隣住民の声を受け、画期的な条例が誕生しました。
2013(平成25年)1月、東京都足立区が施行した「足立区生活環境の保全に関する条例」です。通称「ごみ屋敷対策事業」と呼ばれています。

中身は、以下の通りです。
まず、適正に管理されていない土地や建物等などの所有者等の調査を実施します(ちなみに、調査権により、対象者を特定して話をすることや、家族や親族を探すことができることになり、現場では、問題解決の大きな力になっているとのこと)。
その上で、「不良な状態で、近隣に被害を及ぼしている」と、区側が判断した場合、勧告、命令、代執行が行えます。
最大の特徴は、本人による問題解決が困難な場合、「支援」について規定していることです。

片づけへの「支援」を、上限で100万円

「支援」とは、どんなものでしょうか?

区が行う直接の支援は、雑草の除去、樹木の剪定・伐採・処分、廃棄物などの処分で、1世帯1回を限度とし、1種目辺り50万円程度、全種目の合計100万円を上限としています。
さらに、町会・自治体NPO等が行う片づけへの協力も支援します。
一人につき、半日3,000円、1日5,000円、1団体5万円を限度に謝礼金を交付します。

同事業により、解決率は、着実に上がっています。
2012年(平成24年)では、「ごみ屋敷の苦情」が「131件」で、解決したのは「49件」でしたが、2014年(平成26年)では「86件」の苦情となり、これまでの未解決の件数も含め解決したのが「88件」にも達しました。

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